男女が付き合っている付き合っていないの境界線はどこにあるのだろうか。そんなことを不倫サイトで知り合った人妻さんと遊びながら考えている。
彼女は旦那さんが出張ばかりで家で一人でいることが多く、それも寂しいので僕の家に遊びに来る。不倫サイトに集う女性と言えば、ガチで旦那以外の男性と不貞の関係を持ちたいイメージもあると思うが、彼女のような存在もいる。ガチ勢は旦那の悪口ばかりで疲れてしまうので、いかに彼女のようなお気楽な後腐れのない存在と出会えるかが重要だ。
彼女にはホテル代をけちっているわけではないが、家に来てもらっている。まるで新妻のように初々しく振舞ってくれる彼女は、恋人同士とはまたちょっと違うムードがあって僕は大好きだ。彼女も旦那さんが出張でいない時は、僕を旦那さん代わりにして楽しんでくれているようで何よりである。
ただ、ちょっと気になることはある。夜半にはマンコとチンコを舐めあうくらいのプレイをしているにも関わらず、トイレに入る時は思いっきり水を流して音を消すのである。放尿音の何が恥ずかしいのだろう?と思う。
素人童貞
だが、考えてみれば、僕が昔付き合っていたカノジョも必ずトイレは音消ししていた。かく言う僕も、さすがにカノジョが泊りに来ている時は緊張していたのか大便意をもよおすことはなかった。壁越しとは言え、カノジョと近い空間で小はともかく大をするのは気恥しいと言う意識が自律神経を動かしていたのだと思う。ちなみに僕たちはやがて別れることになる。僕は最後までカノジョの放尿音を聞けることはなかった。
「いつも音消しするの?」と、僕は思い切って人妻さんに聞いてみた。
「家ではそんなことしないけど、さすがに外では恥ずかしいじゃない」と、人妻さんは照れくさそうに言った。
つまり、旦那さんの前では放尿も厭わないが、僕の前では照れ隠しと言う音消しをする。きっと、そこが付き合っている付き合っていないの境界線なのだろう。カノジョの放尿音を聞けることがなかった僕は、カノジョとは付き合えていなかったのだ。この人妻さんとも実は付き合えているようで付き合えていないのではないか。
そこで人妻さんに「今度したくなったら音聞かせて」とお願いすると「えー?ヘンタイ!」と罵られた。
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