うちのじいさんはゲイである。ゲイなのに僕みたいな孫がいるのもおかしな話だが、じいさんによると「それはそれこれはこれ」と言うことらしい。実際に80歳を超えて、今でもばあさんとは仲良し夫婦である。 「ずっとゲイでね、一度女性とはどんなもんだろ?とばあさん相手にやったら息子ができてしまった」 と笑い飛ばす豪快なじいさんである。 両親は極めてノーマルな男女だと思っていて、どうやらゲイの血は僕に隔世遺伝したような気がする。 僕はゲイであることをカミングアウトはしていない。だが、自分はやはり女性に恋は出来ない異端だとは思っていて、異端がこの先、生きていけるのか?と言う漠然とした不安は抱えていて、そんな時、実際に80年以上生きてきたじいさんは良き相談相手ではある。 「今の方が窮屈なのかもしれないなあ」と僕から話を聞いたじいさんはこぼした。 その昔は案外と今よりもゲイに対しては開かれていたようだった。今でいうハッテン場はインラン旅館などと呼ばれていて、同好者との出会いにはほぼ困らず、実際にじいさんみたいな妻子持ちのゲイもたくさんいたらしい。 だが情報社会になりインラン旅館みたいな場所の情報が容易く引き出せるようになり、良識者からの白い目がヒートアップすることになって、ゲイは社会の片隅に追いやられていく。情報社会には功罪が多い。 デカチンのノンケを車内フェラしてたっぷりと口内射精させる 今はインターネット上にゲイサポ掲示板みたいな仕組みがあることを伝えると「今でも男娼っているんだな」と笑っていた。 「ゲイサポっつーか、要は男娼だろ?俺らの頃にもそういうのはいたけど、ゲイ同士の交流はたくさんできたから不要だったな」 かく言う僕も自分と同じ人種を求めてゲイサポ掲示板に出入りしていたことがある。ただ、そこにはノンケを性的対象とするゲイと、ゲイを金づるとするノンケがそれぞれに群がり、なかなかにアウトな印象を持ったものだ。開かれ過ぎている情報は秘匿感もなくシビアなビジネスでしかない。 「金でゲイを買うようなヤツは、そりゃ実はゲイじゃなくて単にゲイセックスが好きなだけだよ。だからお前は正常だ」 そう言って優しく僕の肩を叩いてくれたじいさんを前にして、何だか、僕はこの人の孫でよかったと思った。 売り専掲示板 ゲイのフェラ
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