僕には、今年20歳になる娘がいる。8年前に離婚した元妻との間にできた子供だ。 親権は母方が持っており、僕は養育費を払い続けてきた。 娘も短大を卒業して、今年から就職が決まっている。ようやく、遠距離の子育ても区切りがついた形である。 元妻とは、離婚後には一度も会っていない。しかし、娘とは年に一度だけ会っていた。元妻には「もう二度と顔も見たくない」ほど嫌われてしまったが、娘が実の父親に会うことについては、容認してくれていた。 幸いにも、娘には嫌われていなかった。離婚してもなお、僕のことを「パパ」と慕ってくれていた。母親が何を吹き込んでいるかは定かではないが、おそらく僕のイメージがマイナスになるようなことは言っていないのだろう。 そして、娘も娘で、僕たちがなぜ別れたのかは、深く聞こうとはしてこない。大人の距離の取り方がわかっている女の子だった。 「こうしてると、パパ活してるみたいだね」 娘との年に一度のデートの日。食事をしてショッピングに付き合い、僕たちは公園で一服していた。 パパ活サイトに登録とかしてないだろうな?と冗談を言って、お小遣いを渡す。 まさかあ、と娘は笑う。 愛人契約に成功した同僚から教わったお金を支援してくれる人の探し方 すっかり、娘も大人の女になった。養育費の支払いも終えて、娘にお年玉を兼ねたお小遣いを渡すのも今日で最後だ。 お金の縁が切れて、これからも娘は実のパパである僕に会ってくれるのだろうか?パパ活サイトで新しくお小遣いをくれるパパを探したりしないだろうか?余計な心配もしてしまう。 「私のパパは、パパ一人だけだよ」 娘はそう言って、これからも会う約束をしてくれた。 よくできた娘である。こんな父親の遺伝子が入っているとは思えない。ただ、逆に言えば、真実が見える年ごろになる前に、離婚したのがよかったのかもしれない。 こんなパパのことは忘れて自分の人生を歩んでほしい気持ちと、これからもパパと慕ってほしい気持ちが複雑に交差する。 僕は、帰っていく娘の後姿を見送りながら、彼女が父親に似なかったことを元妻に感謝していた。 8年前、僕はパパ活サイトで援助交際していたことが、妻にばれて離婚に至ったのだ。 愛人契約の相場 お金くれるパパ
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