両親が亡くなった。父親が末期がんであり余命幾ばくもないとわかっていて覚悟はできていたが、その後を追うように母親もその一か月後に亡くなるとは思ってもいなかった。母親が亡くなったのは看護疲れと生きがいの喪失が原因なのだろうな、と思った。それくらい、子供の僕から見ても仲のいい両親だったのである。 まあ、一般的に考えると、うちは変な家族だったと思う。正直な話、父親は稼ぎが薄く、母親は病気がちだったので生活は苦しかった。それでも、子供の頃の僕はそんな生活が当たり前だと思い、不満は全然なかった。僕も欲望に正直なガキだったので、クラスメイトがみんな持っていたゲーム機を親にねだったりしたこともあるが、幼心に「ああ、うちの財政では買えないんだな」と言うのはわかっていた。今のようなあらゆることに達観する自分を作ってくれたと思っている。 そんな環境で、息子にオナニーを教えた父親と言うのはあまり例がないのではないだろうか。確かにオナニーは金がかからない遊戯だ。僕も年頃になって、父親から「そろそろオナニーをやってみるか?」と言われて、手コキ、床ズリその他もろもろも実は父親から教えられたのである。 オナニーの指示 更に、高校生になって彼女ができた僕にセックスを教えてくれたのは母親だった。別に母親とセックスをしたわけじゃないが、母親が自分の股を開いて「女の子はここが気持ちいいから優しく触ってあげて」と、クリトリスの存在などを指導されたのだ。でも、そのおかげで彼女と麗しい初体験ができて、今では僕の奥さんなのだから、母親には感謝しているくらいである。 傍から見れば、異常な家族かも知れない。でも、僕はそれが当たり前だと思っていた。両親は、お金が厳しくて二人目は作れないから、と良くオナニーの見せ合いもしていたくらい、開けた家族だったのである。 僕が家庭を持って独立した後も、家族ぐるみの交際は続いていた。「今でもオナニーの見せ合いをしているの?」と聞くと、「さすがにもうそんな年齢じゃないなあ」と二人は笑っていた。 僕もそんな高給取りにはなれなかったので、今も奥さんとオナニーの見せ合いでお互いを満たしている次第だ。お金の無さや避妊の失敗から解放された天国で、両親が存分にセックスしていることを祈っている。 チャットオナニー オナ指示
前へ次へ