それは小学校の同級生だった。あれから30年は経っているが、彼女には当時の面影がまだ残っていた。 相手は小学校の記憶こそ一致していたものの僕のことはまるで覚えていなかった。しかし、次に会った時に卒業アルバムを持参するとようやく僕が誰かわかったようだった。 「思い出した!うんこたれぞうだ!」 余計なことまで思い出させてしまったらしい。でも、確かに僕の小学生時代で最大のインパクトだったのは、水泳の授業中にプールに飛び込んだ勢いでうんこを漏らしてしまい、クラス中に大パニックを招いたことには間違いない。あの時の先生のひきつった笑顔を今でも覚えている。 そして、僕の中の彼女の最大の記憶は、それ以来「うんこたれぞう!」とバカにされていじめられていた僕を「みんな!たれぞうくんがかわいそうじゃないの!」とかばってくれた学級委員長だった彼女の姿だったのである。そして、それは初恋だった。 お金欲しい 今、僕は絶頂の中にいる。うんこたれぞうの屈辱をバネにして勉学に勤しみ、某国立大学時代に始めたベンチャーが大成功。若くして富を築いた。もう誰も僕が小学校の頃、うんこを漏らしていたような男だとは思わないだろう。 そんな時に知人の紹介でパトロン募集していた水商売の彼女と再会した。パトロンの意味とは女性を囲うことだと思っている。小学校の頃のその初恋以来、恋愛らしい恋愛をしてこなかった僕にとって、彼女との再会は運命としか思えなかった。 自分の店を持ちたい彼女にセックスと引き換えに資金援助をする。もちろん、パトロンの意味としては真っ当な契約内容だったが、その実、僕は運命をもモノにしようと考えていた。うんこたれ事件以外は何もかも人生が上手く行っていた自分である。初恋の女性と結ばれることこそ、人生最大のロマンではないか。僕はそれを叶えられる立場であり人間だ。自分からパトロン募集していた彼女も何も断る理由はないはずである。 しかし、彼女は僕の申し出に少し考えてから断りを入れてきた。 「うーん、でもやっぱり、うんこたれはちょっと・・・」 たった一度の過ちが人生を左右することがある。皆さんもパトロン募集の際には気を付けていただきたい。 サポ掲示板 フェラ援
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