うちはどうやら、ニンフォマニアの家系みたいだね。
うちのおばあちゃんもそうだし、お母さんもそうみたい。
男関係でめちゃくちゃやって、人生ダメにした。
おばあちゃん世代の時には、ニンフォマニアなんて言葉ないじゃない？
だから、はすっぱな女とか、だらしない女くらいにしか思われてなかったんだろうね。
そういう偏見もあったと思うし。
母世代でも、まだそういう偏見はあったと思うし、生きづらかったと思う。
私でもまだやっぱり生きづらいという感覚はあるしねー。
だけど、私の場合は「ニンフォマニア」って言葉で救われたところはある。
一応、自分と似たような人がいて、そういう人間も少ないけど、昔から存在してて、なんとか自分の性質を受け入れて生きてきたって思うと、勇気づけられる。
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自分は変なんじゃないか、なんて思いながら生きていくのって難しいよ。
だけど、ニンフォマニアって言葉が一般的になってくると「あ、そうか。そういう人もいるんだね」ってことで解釈されるようになるでしょ。
私も、彼氏が途切れなくいるんだけど、浮気したり、他から誘われるとほいほいってお尻が軽くて、すぐに股開く女なわけ。
今の彼氏は、そういう私ごと、受け止めようとしてくれてる優しい人だよ。
私も、彼を悲しませたくないって気持ちはある。
だから、無理して「いい彼女」になろうと努力はしてるつもりだけど、彼氏は「そういう性質なんだから」って笑ってくれるの。
ニンフォマニアのことを理解してくれる人は少ないけど、昔よりはましだよね。
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齊藤さん
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