ここ数日、うだるような暑さで、僕は汗を拭きながらパパ活掲示板で知り合った彼女と落ち合った。 僕は汗っかきで夏には弱い。冷房も標準以上に温度を下げないと発汗が止まらない体質だ。 汗だくの僕と引き換え、白いサマードレスでストローハットの彼女は、その色白な肌と細身のスタイルからとても涼しげに見えた。 「私、体温低いんですよ」 ホテルに向かう道すがら、彼女は自分の腕に触らせてくれた。確かに彼女のくにっとした肌はひんやりしていて、早くホテルの部屋で彼女を抱きしめて涼を取りたいと強く思った。 空調の効いたホテルの部屋はさすがに快適で、足を踏み入れるなり、僕の肌からスーッと汗が引いていった。 そして、冷たい麦茶を飲みながら彼女とくつろぎのひと時を過ごした。 パパ活掲示板を使用するのは初めてであり、貰ったお金で扇風機を新調したいなんて言っていた。 住んでいるのは古い賃貸であり、クーラーが備え付けられていないらしい。夏場で涼を取る手段はもっぱら扇風機とうちわ、 「それから、たらいに水ですね」 パトロンとは もともと、低温動物なので冬の寒さは辛いが、夏の暑さはそれで十分と言う事だった。 ただし、汗をかかない体質なので、うっかりしていると水分補給も忘れて熱中症に成りかけることもしばしばだと言う。 ベッドの中でキュッと全裸の彼女を抱くと、ひんやりとしていて気持ちがよかった。片や僕は、もう先ほどの麦茶が汗でにじみ出ているくらいだ。 汗臭いであろう自分の体質を謝ると、彼女は首を横に振って僕の太い体をぎゅっと抱きしめてくれた。 暑い最中に抱き合うなんて暑苦しいだけなのだが、冷えた彼女の体は格別で、このまま冷房器具として家に持ち帰りたいくらいだった。 セックスも快適だった。一つも汗をかかない彼女だが、あそこだけはじんわりと濡れていた。飲んだ麦茶を汗で無駄に発散する僕とは対照的に、効果的な水分の排出方法である。 ただし、そんな彼女だが、冬になると、脂肪が少なくて体温が低い分、寒さで動けなくなるくらいの冷え性を発症するらしい。 僕なんて、冬になると会社の同僚が暖房代わりに周りに寄ってくると言うのに(逆に夏は距離が置かれる)。 「冬になったら、今度は私が温まらせてくださいね」 彼女はセックスで火照った僕の体を冷ますように、僕に覆いかぶさってきた。 裏垢女子 割り切りの意味
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