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melty/poet
14/1443人の文学少女に読んでいただきました。
【詩と解題】
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[111]spica1004
KY-42C
【滑石】かっせき
生まれてくるとき
母の声を聞く
先例をうけて
ひとの世に入る
幸あれと
祈りの声
平穏は
二度と来ない
★
滑らかな肌をもって
生まれれば
不幸せなどは
知らずにいたものを
休めよと
産土が告げる
「滑石の色をあげる」
欲しいのは
滑石の‖‖‖
────
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[110]spica1004
KY-42C
【夢の狩人】
川のなかを見てごらん
野をゆく川を
透明な水のなかを
泳いでいるよ
覚めたくない夢だよ
つかまえようよ
たぶんみんなこうして
歩いてるよ
★
人の汗を見てごらん
貴い汗を
愛する家族のために
働いてるよ
気高すぎる夢だよ
なんにも言わず
疲れている瞳で
笑ってるよ
★
流れる血を見てごらん
慈悲深い血を
命の重さを伝え
チューブを走る
かけがえない夢だよ
生きていこうよ
分けられない痛みも
分けたいんだよ
────
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[109]spica1004
KY-42C
【鋼玉】コランダム
少女は
母の持ち物の指輪を
そっとはめてみる
誰もが
そんな悪戯を
通って生きてきたんだね
臆病とか怯懦とか
どうでもよかった航跡
★
扉を開けた 三面鏡
禁忌と慚愧 交差する
残酷よりも甘美な血
蒐めて輝く宝石
恭順とか彌縫とか
どうでもよくなる光量
─────
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[108]spica1004
KY-42C
【星の降る街】
混みあう国道
山に向かってステアリング
そこから始まる
蒼い夜のハイウエイ
深い悲しみを
クレスタに乗せたら
星の降る街に
さよならと言える
鈴田峠までに
君のソアラを抜こう
鈴田峠までに
星を撃ち落とそう
★
空港の島は
人工にきらめく
君はいつだって
僕をだましてた
ハンドルはいつも
傷つかないほうへ
溜め息にまかせ
浅く切ればいい
多良見インターまでに
君の嘘を暴こう
多良見インターまでに
夢を見限ろう
深い悲しみを
助手席に乗せたら
君がいた街に
さよならと言える
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