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melty/poet

14/1453人の文学少女に読んでいただきました。
【詩と解題】
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[94]spica1004 KY-42C


【Namaste】


手探りだけの闇のなかで
あなたのてのひら
出会えました

行き先のない船でもいい
あなたのぬくもり
すがりつきます

Namaste Namaste
あなたを信じる

明けない夜はないと
あなたは言った



自分のために祈るならば
なにも得られぬと
あなたは笑う

許し許され 心を交わし
すべてのしあわせ
求めなさいと

Namaste Namaste
あなたに従う

やまない雨はないと
みんな知ってる

───────────
───────────
あなた=大日如来
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[93]spica1004 KY-42C


【桔梗のうた】


夜を忍んで逢いたい
恨みを越え逢いたい

死者と生者の定めは
交われない悲しみ

我の名は忘れてしまえ
ひとり咲け そして枯れゆけ
桔梗よ

魂は癒されることなし

逢いたくても逢えないなら
独り寝のこの夜
明けるな



弓を絞れど虚しい
命はもう戻らず

嘆くからすは吾が友
もうよい とく帰れよ

ひとの心移るときを
見抜くなら 吾に教えよ
桔梗よ

魂は満たされることなし

時と時が重なるなら
吾が身に罪あるも
責めるな

─────
─────
桔梗・・・高橋留美子原作「犬夜叉」に登場する悲劇のヒロイン。退魔の弓使いの巫女。

つまり、これはキャラソンである。
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[92]spica1004 KY-42C


【恵美の舗道】


君の素肌の温もりを
感じていた頃は

幸せという言葉さえ
素直に言えたのに

 恵美の舗道に
 また春がめぐるとき

 僕は図書館の
 白い座席に帰ろう

 そこから街を見下ろして
 小説を読み返そう



八月は悲しみの月
繰り返される過失

君とよく似た女性を
愛してしまう気候

去年と同じみたいでも
花も人も違う   ※

丘へと風が集まって
僕を牽制する

 恵美の舗道が
 秋の気配運ぶころ

 僕は文学の翼を
 試してみよう

 羽の裏の白さを見せ ※※  
 小説を書き直そう

─────
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※年年歳歳、花相似たり
 歳歳年年、人同じからず 

※※【習】という漢字は、鳥が羽の裏の白を見せて、飛び立つ練習をすることを表す。余談だが、鳥も飛行機も向かい風に飛び立つ。 

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第2連、つまり2番のほうが長いという珍しい歌詞になりました。
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[91]spica1004 KY-42C


【昼の月】


気をつけて 逃げ水の恋です
夏がまぶしいから
見えるはずのものが見えないのに
気づかない

目を開けて 私だけを見てて
昼の月のように
光なくしてから 見えてくるものも
あるわ

もう傷つくこと 悲しむこと
何もない 悔やまないで

昼と夜が呼び交わすとき
今の恋が本物になる



よく聞いて 少し不安だから
夏が褪せるまえに
つかみかけた夢を
五線に残しておいて

そばだてて その耳を鋭く
若い恋はpiano
虫の羽音に似て 頼りない和音
だから

もう気遣うこと ためらうこと
何もない 悔やまないで

空へ人が呼びかけるとき
今の恋が真実になる

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恋愛って、なんでこんなに″あやふや″なんだろう。

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