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melty/poet

21/1454人の文学少女に読んでいただきました。
【詩と解題】
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[90]spica1004 KY-42C


【君の空】


雲の動きを目で追うように
あなたの背に届くように
祈りをこめる

痛みにくらみ 目を細め
君の空を見上げている
自由を賭けた跳躍を
やめないように

今日の思いを忘れないから
僕はずっと幸せです
とんな冬でも



氷のような余韻を残し
すれ違った刹那の恋を
悔やまないけど

はじけた胸と 閉じた目で
君の空を見上げている
まぶたを刺して慰める
光の中で

今日の契りを刻みつけたら
善も悪もまじめに暮らす
ここに帰ろう

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ひとつだけ間違いないこと。
あの人が、この空の下にいるということ。
あの頃もそうだったのに。
もっと近かったのに。

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[89]spica1004 KY-42C


【だれかが口笛ふいた】


──だれかが口笛ふいた
──夏草の小道で
──だれかが口笛ふいた
──さわやかな朝に

待ちかねた青空に
君の笑顔映えれば
僕はもうためらわず
君の味方になれる

輝くほど 燦めくほど
悲しみだけ 薄れるように



懐かしい風が吹く
こんな淡い午後には
君に宛てた手紙に
ほんとのことが書ける

誠実さが ただ一つの

君を選ぶ 理由わけであると
──────
──────

小学生高学年の教科書に載っていたフランス民謡「誰かが口笛吹いた」。

自分の作詞作曲の原点となった曲である。

爽やかな歌詞と新鮮な転調。新しい扉が開いた。

冒頭16小節は原曲のままで、それ以降は私の作曲である。

「君」は中学校の制服を着て、柔らかい光に溶けそうになりながら、そこに立っている。
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[88]spica1004 KY-42C


【小夜曲2】


夏の夜は水も冴え
叶わぬ恋を慰める
浅い眠り誘うがくの声

偽りの言葉 すでに無く
この胸の痛み 懐かしく
我もまた ひとつ あかり点す


心騒ぐことは
億万の目が閉ざされる
寄せて返し 時は滞る

渇仰かつごうのくびき すでに無く
素足の天使が舞い降りて
浄められた窓 そっと叩く

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[87]spica1004 KY-42C


【銀の鈴】


銀の鈴を拾いました
名も知らぬ花の陰で

それは二度と帰ってこぬ
夏の恋の夢でした

好きと言えないままに
散り急ぐ野の花よ
恋が終わったならば
次の恋待ちわびよ

銀の鈴を拾いました
捨てられた口紅べにのそばで

それが美しいなら
私でも涙する
蛍 身を焦がすほど
文殻ふみがらをもてあます夜

銀の鈴を拾いました
捨てられたくしのそばで

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和風、いいでしょ。

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