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melty/poet

21/1460人の文学少女に読んでいただきました。
【詩と解題】
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[66]spica1004 KY-42C


【らぷそでぃ】


かるくてをたたきそしておどろうよ
よるがあけるまでうたいつづけよう
そうさこんやこそきみをだきしめて
ぼくはうたう

よるにひかるほしひるにねむるほし
まわりのすべてをひかりでかざって
そうさこんやこそきみをだきしめて
ぼくはうたう


きみなんかだいきらいだからもうはなさない
いきのねをとめるほどだきしめてよあけまで

つよくてをあわせそしていのろうよ
なみだかれるまでわらいつづけよう
そうさこんやこそきみをだきしめて
ぼくはうたう

よるにのろうほしひるにほろぶほし
まわりのすべてをひばなでかざって
そうさこんやこそきみをだきしめて
ぼくはうたう


きみなんかたくさんだだからもうゆるせない
しんぞうをとめるまでだきしめてよあけまで

よるにもえるほしひるにさめるほし
まわりのすべてをほのおでかざって
そうさこんやこそきみをだきしめて
ぼくはうたう


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[65]spica1004 KY-42C


【こんなに愛していた】


夕暮れになると道で足を止めて

祈りを捧げるようにこうべ垂れた

やすらいのなかはすべて無色だった

謙虚な人の溜め息あつめていた

いつでも「かたち」が心を乱すらしい

語られぬ悲しみが影のように寄り添う

瞼が重いだろう
その重さに逆らうな

しゃがんでしまえばいい
この場所で膝を抱いて

さあ



薄明はくめいの町を一人ゆるく歩き

優しい人の残り香そっとなぞる

涙を流せるならば終わるだろう

こんなに愛していたと言えるだろう

いつでも「ながれ」が心を変えるらしい

減らせない苦しみに僕は慣れていくのか

目を閉じてもいいのなら
正直な子供になり

寝そべってしまいたい
この場所で泣きじゃって

そう

────
────

ある意味、神聖な詩。

どうすれば心をさらけ出せるのか、を考えるとき、
光や気温や時間帯がおおいに作用していることを知る。

それは夕暮れである。
それは薄明である。 

泣きたい。
泣きたい。

誰のためでもなく、自分のために。



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[64]spica1004 KY-42C


【緑に降る光】


片思いはいつでも
風が運んだ花粉

指にからむためらい
 
あなたのせいで──

出会ってしまったから
こんな思いを抱いて
一人で森にいるよ

あなたのせいで──

 緑に降る光にまぶしそうに笑った

 あの無邪気な笑顔が
今も忘れられない

だけど光あふれて みどりは目に痛いよ

僕の小さな影は消されてしまう



白いショートパンツで
あなたはシャトルを追う

低くそして鋭く
サーブを返す

僕は歌を作って
何かを確かめていた
時々襲う挫折
楽しんでいた

 緑に透ける髪をバレッタでとめていた

 それは僕の心もつなぎとめたと思う

だけど光うすれて 夢は冬に移るよ

たぶん僕のせいだよ

僕のせいだよ

──────
──────

【浴衣】という楽曲の歌詞を全面改変。
原形ナシ。

最初は、緑が目に痛いよ→ミドリガメ(亀)に痛いよ、となったので、また改訂。

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[63]spica1004 KY-42C


【緑ヶ丘】


緑ヶ丘に 優しい風が
わたし誘うように吹き寄せてくるわ

もしも あのとき素直だったら
光さす処へ行けたかもしれない・・・・・・

ためらう言葉ではなにも伝えられないと思うの
だから

お・ね・が・い・よ
このまま
す・て・な・い・で
せっかく言えそうになったところよ

「アナタガ好キ」

で・も・だ・め・ね
青空
み・て・い・る・と

あなたの大事な彼女ひとを思い出すの



緑ヶ丘に 月影さえて
眠り破るように囁いてくるわ

窓の外では 模様のない蛾が
光に魅せられて躍り続けているわ

逃げ腰の恋ではなにも創りだせないと思うの
だから

な・り・ゆ・き・で
あしたに
さ・せ・な・い・で
せっかく言えそうになったところよ

「ヤッパリ好キ」

で・も・だ・め・ね
満月
み・て・い・る・と

あなたの大事な彼女ひとを思い出すの

─────
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